2013年7月16日火曜日

お魚いただきました

連休最終日をどう乗り切ろうか…あぁ〜ヤだなぁ、などとぐずぐず思いながら『きょうもがんばるぞ♪』ってな自分の本心を偽った書き込みをTwitterにしたら、思いがけない応援メッセを見知らぬかたからいただいて、ココロほっこりしてるわたしです。

いやぁ〜ん、これでしばらくがんばれるわぁ!

さて、きのう、遅いお昼ご飯の焼き肉が終わりかけの頃、畑友だちの左官屋さんがおさかなを届けてくれました。


鯵7尾、鯖3尾、イトヨリ3尾。


「おっさんはおぉ、おろすこっがでけっか?(奥さんは、魚をさばくことができますか?)」と何度も確かめられまして(爆笑)、これだけ疑われる自分の雰囲気にもまいったもんだなぁ〜と、おもいっきり突っ込みを入れましたよぉ。
そんなに何も出来ないように見えるかなぁ?? まぁ「そう思ってたのに実はできるのね?」…っていうギャップのほうが、自分的にはずいぶんと愉快なんだけどねぇ。
きっと左官さんは、ワタシが云々じゃなく、世間一般的な割合で心配して言ってくれたんだよね、うん…。でも、わたしのまわりはけっこうちゃんとできる人が多いんだよねぇ。

鯵は、娘がたたきに。

若い子の手は、どう撮ってもきれいじゃのぉ〜、ぐふぐふ…。

イトヨリと鯖は、わたしが担当。
娘の「おかあさんの作った〆サバが一番おいしい。食べたいなぁ〜」という、上手なヨイショにまんまと絆(ほだ)されて、三枚におろしてしめサバに。

はい、ここで恒例の、突然レシピ。

【〆サバ】
ざっくり書くと、塩して、時間置いて洗って、酢に浸けておくだけ。
お店でおいしそうな鯖をみつけたら、ぜひ自分で作ってみてね。

頭のついた状態のままだったら、お店の人に頼んで三枚におろしてもらったほうがぐーんとハードル下がるよね。気持ちに負担にならないトコからしないと、嫌になっちゃうもんね…と、ものぐさな自分に言い訳。そんなことより、お店でやってもらったほうが生ゴミの心配もしなくていいから、助かるっていうのが本音かな。スーパーでフィレ状態で売ってるのでもオッケー。

1. 塩をする。
両面にたっぷり塩をして、ザルに皮を上にして置いておく。置き時間は、夏は短め(3時間以上)で、冬は長め(5時間以上、夏に冷蔵庫に入れた場合も同様)。
魚から水が落ちてくるので、ザルの下に大きなお皿かなにかを置いててね。魚から水っけが出てくるのを下に落とすから、皮を下にするわけ。そう覚えておくと忘れないでしょ? 他に台所でやることがなかったら、皿も置かずにシンクに置きっぱでもオッケー。

同じおさかなでも、鯵や鯖などの臭いがキツい青魚はしっかりめ、鯛や鮃などのクセの少なくて塩がしみやすい白身は薄め、塩が均等に行き渡りにくくて多いと辛くなる小魚は立て塩…と、なぜかえてお塩するのかがわかってるとまちがえなくてこの次もだいじょうぶ。
参考までに、海老・蛸・生の貝類は酢洗い、イカ・むき貝は酒煎りして準備。

2. 三杯酢を作る。
お好みもあるかと思いますので、自分の好きなものでお作りくださ〜い。
今は市販でいろいろ売ってるけど、せっかくおうちにあるお酢と砂糖と塩と醤油でできるんだから、作っちゃいましょうよ。そのほうが、知らないうちに化学調味料を摂らされてなくて安心よぉ。

うちの三杯酢の分量を書いておきますね。
しっかり酸っぱいけど、甘みほんのり、薄口醤油が色が薄めに仕上がるけど味はしっかりお酢に負けないの。
酢半カップ(100ml)
砂糖大さじ1と半分(14g)
薄口醤油小さじ半分(3g)
塩小さじ半分(3g)
※塩は、三本指(親指と人差し指と中指)でつまんだ量が、だいたい小さじ1/3〜1/4。量が少なすぎて測るのがめんどっちーのでよく使う手で、けっこう便利です。二本指(親指と人差し指)だと、つまみ具合や指の大きさに左右されちゃって、私だと小さじ1/8、男の人のデッカい指だと1/5くらいになっちゃうかも。

3. 水洗いして塩を落とす。
わたしはここでクッキングペーパーで水気をとります。ほんとは格好よく「さらしのお布巾で…」とか言いたいところですが、魚に使ったあと洗うのを考えるとちょっとうんざりでして…森林伐採させてスミマセンと言いながら、キッチンペーパーのお世話になってます。

4. 三杯酢に浸ける。
30分くらいしたら取り出します。長い時間浸けちゃうと、身が真っ白にかたくなって、味も酸味が勝ってしまうので注意。
私はここまでできちゃうと、つい…安心して時間を忘れて失敗することが多くて…。〆サバのコツは、塩の時間は長めにして、三杯酢で〆る時間はほどほどで。そのほうがおいしいです。

濡らしてかたくしぼった布巾で昆布を拭き、魚をはさむとおいしいよ。その時は重しをして三杯酢に浸ける時間を長めに。お酢から取り出して、食べる用意ができるまでその昆布で巻いて冷蔵庫に入れときます。

…ってな具合で、ひとりだったら作業のようになってつらくなった魚の処理が、子どもがいてくれたおかげでとても楽しくできましたぁ。
「なんだかお腹すいてきたねぇ」と、中途半端に残ったお肉をふたたび焼きはじめ、テーブルをなんとなくかたづけつつ、引き続きまたプシュッと…。
早めに塩からあげて浅めに浸かった〆サバを切って、ひきつづき夕ご飯。

うぅ〜ん、よかばんじゃ。